先日、久しぶりに映画館で映画を鑑賞しました！
しかも約1年半ぶりに息子と一緒に映画館での映画鑑賞です…。
何を観たいのか？ と聞いてみれば、「#真相をお話しします」だった。
はて？ それはどんな映画なのか？
小説のタイトルで見た気もするが、読んでいない...
ということで事前にほんの少しだけ予習をしてから...いざ映画館へ！
映画「＃真相をお話しします」
原作は結城真一郎さんのミステリー短編小説集。
単行本は2022年6月30日に新潮社から出版されベストセラーとなる。
2023年、本屋大賞にノミネート。
また、「楽天Kobo電子書籍Award 2023 小説（国内編）」にて大賞を受賞！
さらに、2023年2月から9月までウェブコミックサイト『くらげバンチ』に、もりとおるの作画でコミカライズされています。
漫画単行本として、『#真相をお話しします』結城真一郎（原作）、もりとおる（漫画）新潮社の「BUNCH COMICS」として、全3巻発売されています。
しかし！映画化された内容は、漫画とも違う結末だそうだ！
小説に関しては、短編小説をどのように1本の映画の中に入れ込まれたのか？
という事も小説を読んだ方なら興味があるかもしれませんね。
私は小説も漫画も読んでいない為、その辺の楽しみ方はできません。
ただただ、映画を楽しむのみ！
ということで、予告編などを見てから、映画館へ向かうのであった！
映画『＃真相をお話しします』予告編
最初に見たのがこの予告編でした。
映画『#真相をお話しします』主題歌入り予告｜「天国」Mrs. GREEN APPLE｜
実はこのMrs. GREEN APPLE の主題歌入りの予告編の方が好きです。
あらすじ
多額の報酬をかけた生配信チャンネル #真相をお話ししますスタート！
あるビルの警備室で、パソコンの画面をのぞき込む２人の男たち。
彼らは、あるチャンネルの生配信を今か今かと待っていた。生配信暴露チャンネル ＃真相をお話しします
そこで明かされるのは、あらゆるゴシップの真相。有名人の裏の顔、世間を騒がせたあの事件の報道されていない真実…。
スピーカー（話し手）に選ばれし者はとっておきの真相の暴露と引き換えに観衆からの投げ銭を獲得する、一世一代の大勝負が繰り広げられる今一番ホットな場所。
驚愕の暴露の数々に沸く観衆と、飛び交う高額の投げ銭。
チャンネルが史上最大の盛り上がりを見せるなか、ついに警備室の男たちにスポットライトが当たり…
今宵明かされるその真相、あなたも覗きたいと思いませんか？
前代未聞の暴露(ゴシップ)系エンターテイメント開幕！
登場人物/キャスト
鈴木：大森元貴 さん
桐山：菊池風磨 さん
動画サイト「#真相をお話しします」
チャンネル管理人：岡山天音さん
サラリーマン：綱啓永さん
主婦：桜井ユキ さん
主婦：秋元才加 さん
旦那：山中崇 さん
美容室経営者：伊藤英明 さん
女子大生：福本莉子 さん
OL：田中美久 さん
タトゥーの男：原嘉孝 さん
桐山の友人：伊藤健太郎 さん
桐山の友人：栁俊太郎 さん
桐山の知人：齊藤京子 さん
ヨガ教室経営者：中条あやみ さん
etc
映画「＃真相をお話しします」公式サイト
YouTubeチャンネル：#真相の部屋。
映画『#真相をお話しします』の公式YouTubeチャンネルとして開設されています。
この中からいくつかご紹介…。
公開直前SPミニ特番『#真相をお話しします』の真相を大森・菊池がお話しします【4/25(金)公開】
ナビ番組大公開！映画「#真相をお話しします 」大森元貴＆菊池風磨がその真相を語る
ナビ番組大公開！映画「#真相をお話しします」公開記念！豪華俳優陣が映画の”真相”をお話ししますSP
TOMOさんの映画感想記
こんな人にお薦め
- ミステリー小説好きで映画好きな方
- 大森元貴さんの音楽活動以外の活動に興味がある方
- 小説や漫画とは異なる組立と結末を知りたい方
- 当事者感覚を味わえる映画に興味がある方
- 映画が終わった後も考えさせられる映画を見たい方
映画「＃真相をお話しします」感想記
この映画、どんな始まり方して、どんな結末を迎えるのか？
正直、全くわからない為、映画館の予告編上映後、暗転したあとはスクリーンに集中！
ということで、ポップコーンは予告編上映中のみ、手を付けて楽しむことにしました。
出演者は事前に知っていた事もあり、警備員役：菊池風磨さんの演技はテレビでよく見ていた事もあり、映画を見ているというよりもテレビを見ている感じになってしまった...。
しかし、そこは大きなスクリーン...。
もう一人の主人公...。鈴木ちゃん役の大森元貴 さん との絡みがはじまり...。
動画サイト「#真相をお話しします」が始まる頃には、二人と一緒にその場にいるような感覚でスクリーンを見つめている自分に気付きます。
生配信の視聴者（接続者数）150万人突破で、「ふるはうす★デイズ」の真相について話をすることになっていることは、事前予習で知っている為、動画サイト「#真相をお話しします」が開始されてからも、付いていけています。。。。
さらに、前にこの動画サイトをみたことがあって、今、視聴しているかのような感覚になってしまうのは、菊池風磨さん と 菊池風磨さん の絡みがそうさせるのか？
予習したからか？ わかりません...。
でね...
動画サイト「#真相をお話しします」 が始まって、最初のスピーカーが話だすと本来は声のみで真相を紹介している動画サイトなんだが、映画内では、その話を再現ドラマとしての映像が挟み込まれる形でスクリーンに映し出されます！
短編を上手く、映画の中に取り入れた形でしょう...。
そして、それが結構...凄い...。
再現ドラマ的な映像（短編映画？）がかなり面白い。
話のオチはもちろん、世の中に広まっていない真実なのですが、そこにたどり着くまでに、ちょっとした違和感というか、伏線的な内容や映像やセリフが出てくる。
スピーカーの話す内容について、再現ドラマを見ながら、違和感を探せ！的に真相を推理!?しちゃうのも面白いかもしれません。
ただ、映画ではじめて「#真相をお話しします」を見る方は、真相の再現ドラマで、そういう事！？って驚くこともあるかもしれないですね。。。。
しかし、匿名スピーカーの方々が話す内容って、そこに居た！人だったり、その関係者だったり...。
そういう立ち位置の方によるゴシップネタなので、何故か違和感もあるんですよね。
なんか、トラウマ的な現実を面白おかしく？話す匿名スピーカーの方々...。
映画を見ているこちら側としても、真相に興味がありつつ、匿名スピーカーの方々の話っぷり...が事実に基づいた話なんだけど、作り話をしているかの如く流暢に話す...。
やはり続き・真相が知りたい方から投げ銭もらえるので、沢山投げ銭貰えるような話っぷりをする...。
トラウマ級の内容だと思うことが事実だったりするのに...。
スピーカーの方は、平気なんだ!? と思ってしまう位、ほんと流暢に話をします。
それは匿名だからか？ 少し気になるのは匿名のスピーカーの表情が映画なので、見えてしまうからでしょうか？ ちょっとした違和感なんですよね。
しかし、映画なので、うまく作られています。
次の匿名スピーカーの話を聞いていると、やはり真相が知りたくなってしまうんです。
ん～、巧みな感じなんだか、映画だからと見ているこちらも安心して見ているからか？
で、後半になると
結構、「え？」ってことが起こります。
この辺は、予習をしていましたが、すっかり忘れしまった…からか、その情報はもともと見てなかったのかすら覚えていませんでした。
警備員役：菊池風磨さん 劇中で ビックリするのと同じくらい、「あら!?」そうだったのね？ あの子（ちょもらんま/通称：ちょも）が鈴木ちゃんなのね？
と、昔は流行って突然閉鎖された動画チェンネル「ふるはうす★デイズ」の子役の方の雰囲気は、大人になったら、確かに鈴木ちゃん役の大森元貴 さん のような風貌になりそうな子役なんですよねぇ～。
ということもあって、その辺は違和感なく、映画の世界に没入できました！
さらに、「ふるはうす★デイズ」の真相...。
「ふるはうす★デイズ」の頃の映像も、非常に楽しめる内容になっていますが、すべて盗撮系の内容だったり、、、、。
ん～...。 お金になれば、自分の子供も商品化！？
子供も納得していれば良いけど、そうじゃないし…。
いやー、いろいろと複雑な子ども時代を過ごしていたんだねぇ～と思いながら次の展開を考えてみると…。
これ復讐するのか？ と映画を見ているは思うと思います。
しかも、人が死んでいる。 完全盗撮的な子育てチャンネル...視聴者も子どもに遭遇した後、死んでいる...。
さらには、同級生が亡くなっても、その事自体もコンテンツ化されている...。
これは、完全盗撮的な子育てチャンネル「ふるはうす★デイズ」を運営していた大人への復讐...？ それは、それぞれの親じゃねぇ？ って思ったんですよ、最初は...。
でも、現在進行形の時点では、それぞれの「親」とか、その年代の人ってスクリーンに出てきていない...。
出てきたのは、一緒に島で過ごした同級生：口紅（ルージュ/通称：ルー）が大人になった役：中条あやみ さん だけです。
そして、箱の中から、縛られて 矢を向けられている 中条あやみ さん...が出てきたとき。 あれ？ 復讐する相手って？ ルーだけ？、大人は？
って？？？？？ が付いてしまいました...。
で、ホントに懲らしめたい？ のは、匿名でいろいろ言っている、スピーカーや匿名で視聴している参加者の方だった！！
ってのも ？？？？？ な感じで、最初は戸惑ってしまいました！
そう、戸惑ってしまったのは、言うまでもありません。
映画を見ている私達も、知らず知らずのうちに、ゴシップネタを匿名で楽しんでいたのだから…。
と途中で気づいてしまった時には、もう遅いです…。
きっと、この映画、、、、。
映画館で見ている方も、動画サイト「#真相をお話しします」の匿名視聴者になるように作っているんだとしたら、凄いです。。
そして、鬼気迫る、最後の選択...。
「ふるはうす★デイズ」は、ある意味、全てをさらされたのも同然の動画チャンネルだったし…。同級生が死んでも、それ自体がコンテンツの一つでしかなかったし…。
でも、口紅（ルージュ/通称：ルー）は撮影されていることを知っていた可能性が高い…。
その点は、目の動きなどから、そうだろうな。と思う...。
そして、「ふるはうす★デイズ」の男子二人による、匿名スピーカーへの仕打ち。
既に匿名スピーカー二人には、見本としてアバターではなく、顔を映し出され、ネット上に個人情報が晒され、、、、銀行口座の残高が突然０になったり、家を特定されたり。
と、晒されるとどうなるか、、、、見本になってしまった...。
そして、匿名視聴者150万人への二者選択...のシーンからはかなり狂気じみてもいるけど、本気度合も凄い...。
ルーを殺す or 個人情報を晒される
どちらかを選べと…。
匿名スピーカーだった、警備員役：菊池風磨さん が最初の１票目を投じることができ、その投票次第では、情報は晒さない...。って
これ、自分が警備員役：菊池風磨さん だったら、嫌な役回りだと思う...。
もしも、１票目を投票する場合、 その後も同じ投票に傾くかもしれないけど、
自分か他人か？ その一瞬で決める...。
最初は、ルーを殺す に投票したが、途中で殺すの票しか増えない...。
途中で「殺しちゃだめだ！」の発言と共に警備員役：菊池風磨さん は票を変更して、「自分の情報を晒す」に変更。
ん～、凄い決断...。
と思っていられるのは、このあたりまでかも知れません。
動画サイト「#真相をお話しします」の進行役/チャンネル管理人：岡山天音さん のちょっと軽いけど重たい、煽り方...。
前半、優しい感じの表情だったが、後半は内側から現れる憎しみの煽りをしてくる、鈴木ちゃん／ちょもらんま君本人：大森元貴 さん の演技...。
スクリーン越しに映画鑑賞中の私達にまで、問いかけてくる目線...。
そして、最後は、。。。。
「ルーを殺す」か「 個人情報を晒さす」か...。
どちらか選ぶべ と、こちらを見据えた目線で、訴えかけて幕が下ります...。
そして流れる...Mrs. GREEN APPLE の「天国」...。
この曲、劇場では、切ない悲しみや怒りなども見え隠れした気がします。
冒頭、「どうしてもあなたのこと、許せない。。。」など。。ちょいちょい鋭い言葉が刺さります...。
歌詞を聴き取ろうとするも「ルーを殺す」か「 個人情報を晒さす」を選択させることになった、ちょもらんま達の過去から現在までの生きざまはどんな感じだったんだろうか？など。。。。思いが駆け巡ります...。
この曲が流れるなか。。。
エンドロールに映し出される以下の文字。
「二宮 和也（声の出演）」という文字。。。
え？ どこで声だけの出演あったの？
と思いながら、エンドロールを見続ける。。。
そして、徐々に激しくなる曲の雰囲気...。
曲のタイトルは「天国」…。
そろそろ、こちらに来る頃ね？...。
そして、曲は、突然、線香花火の玉が落ちた時のように、「バッ」と終わります...。
もちろん、ピアノのフレーズはまだ続きがあるような感じだったのが、突然！「バッ」と終わります...。
何とも言えない、途中で終わる感覚。。。
この終わり方、この映画の内容として、イイ終わり方だと思います。
そして、残るのは、、、
声の出演：二宮 和也 さんは どのシーンだった？ の疑問。。。
※前半、警備員役：菊池風磨さんのスマホがなり、廊下で電話をするシーン。
借金取りと会話をするシーンがあります。その電話の相手が二宮 和也 さん では？
と
大森元貴 さん の目配りは、スマホを通じて、見ている側に訴えかけた
「ルーを殺す」か「 個人情報を晒さす」か
という選択肢。。。。
衝撃的なラスト（エンドロールの主題歌のラストも）でしたね。
あとがき
劇中に登場する動画チャンネル「ふるはうす★デイズ」
劇中に登場する リアルガチの子育てのぞき見ドキュメンタリーチャンネル！
ここで雰囲気を味わうことができます。。
※ただし、1本ごとの動画は見れません...。
Mrs. GREEN APPLE「天国」Official Music Video／ 映画「＃真相をお話しします」主題歌
映画館で聴いた時、映画の雰囲気にピッタリと思った。
こうして、5/2に公開され、あらためて聴くと、もう一度映画を見たくなる。
あとがき／その他
この記事を書き終えた後、 映画「＃真相をお話しします」を次に観ることがあれば、違った目線で見ることもできるかもしれないと思う。
違和感探しというか、
鈴木ちゃん役の大森元貴 さん側から見た世界...として。
それができれば、この映画の違った世界が見られるのかもしれないですね。
今回映画鑑賞した場所：イオンシネマ新利府
GWでしたが、平日だったこともあって、空いていましたねぇ～
「#真相をお話しします： 上映会場
トイレも綺麗でした...。
また、場内ですが、隣との間に結構、背の高い仕切りがあり、スクリーンへの没入感は普通の席でも良い感じです。
ただし、恋人同士などで鑑賞する場合、お相手の反応などは見にくいので、もしも恋人同士で相手の反応など含めて楽しむ場合は、事前に座席の情報を確認しておくことをお勧めします...。
小説「＃真相をお話しします」／漫画「＃真相をお話しします」
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今回はこの辺で...『久しぶりに息子と映画館で映画鑑賞！ 映画「＃真相をお話しします」の感想記』でした！ またねぇ～。
おわり…。
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