今回は、3つの連作ショートスト―リーから構成された物語のご紹介!
それぞれ、単体の物語としても楽しめるのですが、ラストの第3話に起こる展開は連続で読むことで楽しさ倍増!
ちょっと外は寒く、星空が綺麗な夜、暖かい飲み物でも飲みながら、この絵本を読みたい!
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書籍/絵本『星空放送局』作:中村 航
この書籍/絵本について
作:中村 航(なかむら こう) さん
絵:宮尾 和孝(みやお かずたか) さん
発行者:佐藤 正治さん
発行所:株式会社 小学館
印刷所:凸版印刷 株式会社
製本所:株式会社 若林製本工場
アートディレクション:川村 哲司さん(atmosphere ltd.)
デザイン :山本 洋介さん(atmosphere ltd.)
初版は2007年11月5日発行
この本の内容
第一話『出さない手紙』
牛乳好きな少女が牛乳配達してくれる青年への届かない手紙形式で話が進む物語
第二話『カラスは月へ』
元気のないうさぎの為に満月(=パール)を探し夜を翔けるカラスの話
第三話『星空放送局』
軽妙な語りと共に、リクエストに応じて音楽以外に、夜空に星を流すことが出来るラジオ放送局を描いた物語
全体を通して
それぞれ単体でも楽しめるのですが、第三話『星空放送局』には、第一話と第二話の話の続きの物語として絡み合う!
それぞれ単体のテーマは表向き異なるようですが、「願い」「祈り」を届ける…という部分は共通したテーマの物語です
書籍/絵本『星空放送局』を読んでみた
この書籍/絵本の感想
この物語の第一話は人が主役で日常的な話がメインで、? ラブストーリーか?
なんて思っていましたが、第二話ではカラスが主人公です。
第三話はどことなくクライマックス感がありつつスピード感も加わる展開が素敵。
読み物として感じたこと
・第一話だけ、第二話だけを繰り返し読んでも楽しめる感じがイイ
・第三話は、現実と夢の世界が交錯する感じのファンタジー感がイイ
・物語以外に絵自体も楽しめます! 完全に絵本としても楽しめます
こんな事をしたら もっと楽しめそうな事
・例えば、子どもに読み聞かせをする場合を想定したら、一話毎に区切り、登場人物を確認したりしながら、感想を書きだしておく。
・第三話の時は、その書き出したモノを読み聞かせ前に確認してから第三話の読み聞かせに入って、つながりを楽しめるようにする。
・第三話に出てくるリクエスト曲の歌詞(簡単なコード記載あり)でほんとに曲を作ってみても面白いかと。
・第三話にでてくる『ゴーディッシュ第4周期彗星』を想像して絵を描いてみるのも面白いかと。
あとがき
作:中村 航 さん & 絵:宮尾 和孝さん による絵本ですね。
二人の組み合わせはまだまだ、他にも沢山ありますね。
『恋するスイッチ』とか『オニロック』とか‥‥。
二人の組み合わせの絵本、やはり読んでみたいですねぇ~。
『恋するスイッチ』
『オニロック』
今回は書籍/絵本『星空放送局』のご紹介でした。
おわり