TOMOさんの戯言(TomoSan.Diary)

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夏の高校野球! 観客席の端っこで繰り広げられる会話劇にくぎづけ! 映画『アルプススタンドのはしの方』感想記

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アルプススタンドのはしの方

 

今回は、Amazon Prime Video で鑑賞した映画『アルプススタンドのはしの方』の映画鑑賞記録です。

なんとなく...。Amazon Prime Video を開いたら...。

あなたの興味がありそうな映画欄のサムネイルに惹かれたのと、

収録時間«76分»もちょうどよかった為、観てみました!

 

何気なく見始めたんですが、思いっきり映画の世界、というかアルプススタンドのはしの方に座る高校生4人の会話にくじ付けでした...。

 

なんとなく、しょうがない…と思っている高校生が野球観戦を通じて、それぞれの想いが交差する様にハマってしまった作品でした。

 

それでは、映画『アルプススタンドのはしの方』感想記...いってみよう!

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映画『アルプススタンドのはしの方』2020年公開(日本)

 

Amazon Prime Video で『アルプススタンドのはしの方』を観ました!


この映画は、もともと兵庫県立東播磨高等学校演劇部の顧問教諭(籔博晶さん)が演劇部(正規部員4名)の為に執筆された戯曲だそうです。

 

前記した兵庫県立東播磨高等学校演劇部の初演は2016年。

翌年の2017年に行われた「第63回全国高等学校演劇大会」にて”最優秀賞”を受賞しています。

 

同年2017年、最優秀賞・優秀賞を受賞した高等学校4校は、国立劇場で実施される「優秀校公演」でも上演されたんですが、この優秀校公演の映像はNHK『青春舞台2017』にて全国放映されました。

 

この戯曲は全国の高校でリメイクされる程の人気戯曲へとなっていきます。

 

さらに、このNHK『青春舞台2017』の放送をみていた、劇団献身の奥村徹也さんが、この戯曲を気に入り、自身の演出で浅草の浅草九劇にてリメイクされ上演されました。

 

※実はオリジナルを執筆された籔博晶さんと奥村徹也さんは大学時代に同じ演劇部だったそうです...。

 

今回の映画版は、この浅草の浅草九劇のリメイク上演をベースとしており、主要キャストのほとんどが同じ役で映画にも出演しております...。

 

もちろん、舞台演劇とは異なる映画としての映像の為、セリフ上でしか出てこなかった登場人物も映画版のキャラクターとして登場していたりするそうです。

 

しょうがない...。といろんなことを諦めていた冴えない4人の物語。

 

映画『アルプススタンドのはしの方』予告編

 

www.youtube.com

 

あらすじ

 

高校野球夏の甲子園大会一回戦。

夢の舞台でスポットライトを浴びている選手たちを観客席の端っこで見つめる 冴えない4人。

夢破れた演劇部員・安田と田宮、遅れてやってきた元野球部・藤野、帰宅部の成績優秀女子・宮下。

安田と田宮はお互い妙に気を使っており、宮下はテストで吹奏楽部部長・久住に学年一位を明け渡してしまったばかりだ。

藤野は野球に未練があるのかふてくされながらもグラウンドの戦況を見守る。

「しょうがない」と最初から諦めていた4人だったが、それぞれの想いが交差し、先の読めない試合展開と共にいつしか熱を帯びていき...そして...。

 

引用元:AmazonPrimeVideo 「アルプススタンドのはしの方」説明文より

 

登場人物/キャスト

 

安田あすは(高校3年、演劇部員) 役: 小野莉奈 さん

藤野富士夫(高校3年、元野球部員)役: 平井亜門 さん

田宮ひかる(高校3年、演劇部員) 役: 西本まりん さん

宮下恵  (高校3年、帰宅部)  役: 中村守里 さん

厚木修平 (高校英語教師・茶道部顧問)役: 目次立樹 さん

久住智香 (高校3年、吹奏楽部部長)役:黒木ひかり さん

進藤サチ (吹奏楽部員 )役:平井珠生 さん

理崎リン (吹奏楽部員)役:山川琉華 さん

 

映画版:メイキング

21年1月20日発売 映画『アルプススタンドのはしの方』Blu-ray収録のメイキング映像『アルプススタンドのはしの方のうらの方』...。

高校演劇(オリジナル)の宮下恵役を演じた方も出演されています!

www.youtube.com

 

TOMOさんの映画感想記

TOMOさんの戯言ロゴ

こんな人にお薦め

 

  • 青春映画が好きな方
  • 舞台「アルプススタンドのはしの方」を観たが映画版も気になる方
  • 幾度となく「しょうがない」と思いながらもモヤモヤしている方
  • 会話劇として面白い脚本に興味がある方
  • 若手俳優の演技を楽しみたい方

 

TOMOさんの感想

とその前に...

実はこの映画のラストに流れる主題歌も好き...。

 

あら、まだ映画の感想書いてないのに、もう映画のエンドロールの話ですか?

すみません…。
どこでこの話しようか迷ったので、早めに曲紹介したくて...

しょうがないわねぇ~...。

 

と...ということで...
主題歌はthe peggies「青すぎる空」です!

the peggies「青すぎる空」Music Video (映画「アルプススタンドのはしの方」主題歌)

www.youtube.com

 

では、あらためて、TOMOさんの映画感想記!

 

この映画、予備知識なしで見たんですよねぇ。

まぁ、AmazonPrimeVideo の ”今すぐ観る” ボタンを押す前に、同じ画面に表示されている、”あらすじ的な説明文” を読んだくらいでした。

 

見終わってから、前記した元々は高校演劇の台本がはじまりだったのを映画の後にいろいろ調べたらわかった事でした。

 

そんな感じで見始めたのですが、あれよ、あれよと...。

引き込まれていきます...。

 

冒頭のシーン...。
正直、最初はなんだか不明なんです...。

ただ、冒頭シーンで使われたセリフ 「しょうがないよ…」
このセリフが、ボディーブローのように効き始めるのが中盤から...。

 

「しょうがない」と思いながら過ごしている4名が主役...の物語。

それぞれが、いろいろな想いを秘めつつも... どこかで「しょうがない」と思っている...

 

母校の野球の応援...。

試合の中盤からアルプススタンドのはしの方で、4名の物語が始まる。

高校3年生のたわいもない会話なんですがねぇ~...。 

 

それが、物語が進行といっても 試合の5回から9回までの短時間なんですが...。

たわいもない会話と確信をついた想いが、この短期間で変わっていく様が凄まじいんですよねぇ~。

 

ネタバレありの感想 続き 

 

この映画、初っ端に「しょうがないよ」って言葉から始まる。

最初は何?って思ったものです。

 

その後、場面は野球場のスタンドへや通路...。

吹奏学部の演奏...。野球をプレーする選手たちの姿は全く映ることなく、話は進んでいきます。

メインのキャストの内、2名の高校生の会話が、野球に詳しくないが故に会話が面白い…。

ただの会話なんだが、ちょっと「へ?」って思ったり、「あれ?」って思わせてくれる。

野球をよく知っている男子高校生(元野球部)が加わるとさらに面白くなる。

 

何気ない会話なんだけど、所々、その人の顔色が変わる様...。

ただの会話なんだが、それぞれ悩みというか想いが、近づいたり離れたり…。

 

ホントただの会話なんだけど...。

 

途中で、「甲子園来てまでも補習...」って言葉が出るのだが、どう見ても舞台となっているスタンドは甲子園じゃない。

その辺は気になったものの…。

 

まぁ、会話劇だから、すぐに気にならなくなります...。

 

途中で、映画冒頭の「しょうがないよ...」ってことが演劇の大会に部員がインフルエンザで欠員になり、出られなくなったからというのがわかる。

 

少しずつですが、登場人物の素性的な部分が見えてくる...。

 

今年、転任してきた熱血教師...。

ちょっとした熱血的なんだが、この教師が出てくると「笑い」のスパイスが加わるのが面白い。

 

そして、野球の試合の進行と同じく、登場人物たちの会話も進行していきます。

 

ちょっとした高校生の学校内噂話なども含めて…。

 

まったくグランドでプレイする選手たちは写りませんが、会話の中や音で状況をなんとなく把握できちゃうのは不思議です。

 

さらに試合が進行していく中で、ピッチャー:ソノダくん、補欠のヤノくん という方が会話の中で出てきます。

 

この二人、映像には登場しないのですが、映画の進行上、重要な人物になっていく...。

本人は登場出てこない為、どんな姿なのか?

ちょっと想像しちゃいました!

 

ソノダくんは、ピッチャーで、高校野球選手としては細身の身長180cmくらい。

補欠のヤノくんですが、ちょっと小柄で、「すみません!」が口癖だけど、メンバーの中で練習中から一番  ”声”  出している感じだろうか...?

 

なんて考えてしまいます。

 

ただ、スタンドのはしの方に陣取った、高校生...

メインの4名に降りかかる、ちょっとした ”心の奥にある、モヤっとした想い”...

その”想い”...、少しずつ会話の中で、表に現れていく...。

 

「しょうがない…」を受け入れる⁉  実はこの「しょうがない」を実は受け入れきれない想いも、どこかにあるんだろうなぁ~

 

と勝手に思いながら、高校生の言葉に釘付けになっていきました。

 

「しょうがない…」を受け入れるために、理由を探し...。

なんとなく、「だよな」って受け入れる...。

 

それが、後半…少しずつ崩れていく...。

 

ちょっとした会話の中から、それぞれの「しょうがない」の理由が会話の中に出始めたたり、本音が出始めたり…。

 

仲の良い二人も実際はぎくしゃくしていたり...。

そんなに会話したことない二人が加わり...。

さらに、吹奏楽部の部長も少し加わって、ドラマは急展開!?

 

たった少しの間で進展する、高校生の想いの変化が凄まじい!

 

でも、こういうことって、ちょっとした切っ掛けで時間じゃなくて進展することあるよねぇ~って思いながら、野球の試合の行方もスタンドについたころよりも高校生の頃よりも気になっているところも面白い。

 

そして、とうとう「しょうがない」って言葉はやめて! と爆弾にも近い言葉が飛び交ってからが凄い!

 

熱血教師も加わり、「しょうがない」に対する価値観が崩れ去る瞬間は、ちょっと感動しちゃう。

 

教師が切っ掛けとなり、一人の高校生が突破口を切り開く...

そして、そこに補欠のヤノ君が登場! 送りバント成功しちゃうけど、バントでうれしいのかな? とまだ「しょうがない」を引きずる演劇部長...。

 

何か吹っ切れた、インフルエンザになって本番に行けなかった演劇部員...。

 

この演劇部員が、今までの「しょうがない」と思うことを否定し始めてから、全くグランドの選手は写らないし、吹奏楽の演奏と観客の声援とボールがバットに当たる音…。

そして、メインキャストの4名の会話からも試合の状況もワクワクさせてくれる...。

 

一喜一憂...。試合の行方も気になるようになる...。
なぜか、こちらまで、息をのむ瞬間が多くなる...。

まったく姿はわかなないけど、ソノダくんを応援している自分もいる...。

そしてヤノくんに期待する自分がいる...。

 

不思議な感覚を味わえる...。

 

昔、子どもの頃...

ラジオ放送でプロ野球や高校野球の試合を聴いている時のような感じを思い出してしまう。ただ違うのは実況者がいない...。

それでも、高校生の会話や応援の臨場感があって、楽しめた...。

 

但し、ヤノくんは多分、外野フライで3アウトとなり、試合には負けた...。

 

ヤノくんも頑張った! ソノダくんも頑張った!

 

そして、ラストはオリジナルにない…。

メインキャスト4名の卒業後、社会人になってからのシーンも面白い。

 

なんと! ヤノくんがプロ野球の選手になったデビュー戦の野球場のスタンドに集まるシーン...。

 

ヤノくんは大学生になっても頑張っていたそうです...。

熱血教師が顧問の茶道部が全国大会に出場とか、嬉しい話題も...。

 

ソノダくんは社会人野球で活躍中だという話も...。

 

野球部をやめたメインキャストの藤野くんはスポーツ用品を作っている会社に就職。

そこで作っているグローブを取り出した後、8番センター:ヤノくん登場!(もちろん、映像には映りません。)

ヤノくんが打ったファールボールが、みんなのところに飛んできて、元野球部員の藤野くんが就職先のグローブでナイスキャッチ!

 

他の女性3名は、「え?、ホームラン!?」と未だに野球を知らない状況で、ちょっとした笑いも取った後...。

バットにボールが当たった音がした...。

ヤノくんが打ったボールは...

みんなの視線(身体や顔の動きから)ホームランになったんだと思う...。

 

76分という、映画としては短めのものでしたが、濃度が濃い内容だった気がします。

見終わったあと、清々しい気分になっている自分がいました。

 

この映画、観てよかったと思います...。

 

映画公開後も、舞台でリメイクされていたり...。

このコンテンツ凄いことになっていることを思うと、同じように面白いと思った方々が多いんだと思います...。

なんてことはない青春の1ページなんだろうけど、メインキャストの高校生にとっては、転機となる瞬間だったんだろうと思うと…。

 

なんか、良かったね!って思うし

社会人になっても、繋がりがある関係になっているのも、映画としてイイ終わらせ方だったと思います。

 

ヤノくんのプロ野球デビュー戦なので、ヤノくんの未来はわかった。

茶道部全国大会出場!で顧問があの熱血教師だという会話でまだ同じ学校で教師してることももわかった。

ソノダくんも、会話の中で大企業の社会人野球でピッチャーしているとわかった。

 

でね...。気になっちゃったんです…。

 

会話の中には、出てこないから…。

吹奏楽部の部長は? なにしてるのか?  ん~ 気になる!

 

 

 

映画『アルプススタンドのはしの方』を観るなら

【購入】この映画はDVDやブルーレイで手元に置いておきたい方

【配信サービス】AmazonPrime Video 配信サービスを利用して観たい方

 

 

私は映画『アルプススタンドのはしの方』をAmazonPrimeVideoの見放題にて鑑賞しました。

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【注意事項】 配信サービスの場合、配信作品自体が変更になることもあります。 契約サービス内での無料視聴以外にも、購入作品、レンタル作品の場合もあるので実際に自身で確認頂きますようお願い申し上げます。

あとがき

tom

 

この映画みたら.....もっといろいろな映画を観たくなりました!

そんなとき...AmazonPrimeVideoみたいな配信サービスっていいですね。


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この記事を書き終えた後ですが、もう一度『アルプススタンドのはしの方』を見てみようかな?と思う位、面白い作品でした...。

 

もう一度、観る前に...

 

映画『アルプススタンドのはしの方』関係者インタビュー動画を見て楽しむ

 

初日満足度1位を獲得した映画「アルプススタンドのはしの方」2020年7月4日(土)記者会見

www.youtube.com

 

安田あすは(高校3年、演劇部員)役: 小野莉奈 さん インタビュー

www.youtube.com

 

藤野富士夫(高校3年、元野球部員)役: 平井亜門 さん インタビュー

www.youtube.com

 

田宮ひかる(高校3年、演劇部員)役: 西本まりん さん インタビュー

www.youtube.com

 

宮下恵(高校3年、帰宅部)役: 中村守里 さん インタビュー

www.youtube.com

 

久住智香(高校3年、吹奏楽部部長)役:黒木ひかり さん インタビュー

www.youtube.com

 

厚木修平(高校英語教師・茶道部顧問)役: 目次立樹 さん インタビュー

www.youtube.com

 

映画『アルプススタンドのはしの方』原作:籔博晶×監督城定秀夫舞台

www.youtube.com

 

【#完全非公式勝手にULTIRAツアー】皆んで巨大スクリーンを体験しに行ったら想像以上の迫力だった!映画『アルプススタンドのはしの方』inイオンシネマ幕張新都心!

www.youtube.com

 

 

それでは、今回はこれでほんとに終わりです…

TOMOさんでした! またねぇ~。

おわり…。

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